これは『となりのトトロ』のポスターですが
実は完成した映画のシーンと何かが大きく違っています。
さて、それは一体何でしょう?
実際に映画に登場するシーンはコチラ↓
見比べてみると、映画のポスターに描かれているのは
サツキでもメイでもない少女。
当初、主人公はこの女の子一人だけでしたが、
よりストーリーに広がりを持たせるため
宮崎監督が、姉妹2人という設定に変えたのです。
ポスターが作られたのはすでにサツキとメイに変更した後でしたが、
最初に描いた絵に宮崎監督の思い入れがあったため、
ポスターにはこの絵が使われたのだとか。
もうひとつ、となりのトトロで変わった設定がサツキの性格。
当初サツキは病気で入院する母に変わり、
父の世話、妹の面倒見を1人でこなし、
さびしい顔ひとつ見せない完璧なお姉さんでした。
それに対し、スタジオジブリの鈴木プロデューサーが、
「こんな完璧な子供は存在しない!
いたとしても将来不良になってしまう」
と発言。しかし宮崎監督は
「いや、こういう子はいる。僕がそうだった!」
と反論。
実は宮崎監督も母親が病気がちだったため、
幼い頃から料理を作ったり兄弟の面倒を見るなど、
しっかりものだったのです。
その日は鈴木プロデューサーと大ゲンカした宮崎監督でしたが、
後に「お母さん死んじゃったらどうしよう・・・」と
子供らしく泣きじゃくるシーンを付け加えたという。
そして宮崎監督は鈴木プロデューサーに向かって
こう言ったそうです。
「これでサツキは不良にならないよね?」
参照元:『世界一受けたい授業SP』
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