世の中 強運な「人」というのはいるものですが、
大阪市天王寺区の天王寺動物園には強運な「ニワトリ」がいます。
ニワトリの名前は マサヒロ くん。
画像:天王寺動物園スタッフブログ
彼はこれまでに三度訪れた命の危機を、
ことごとく乗り越えたラッキーチキン!
その強運から、
”奇跡のニワトリ” とも呼ばれ、今話題になっているのです!
一度目の危機
もともとはタヌキやアライグマに与えられる
エサとしてやってきたヒヨコでした。
しかし、偶然にも同じ時期に人工ふ化した
マガモの雛が彼にとっての救世主に!
マサヒロくんの奇跡はここからはじまりました。
子ガモは1羽だと人を怖がってエサを食べようとしませんが、
ヒヨコを一緒にすると、マネをして食べるようになります。
そこで運よく、子ガモにエサの食べ方を教える
先生役に抜擢されたマサヒロくん。
動物のエサになる運命から免れたのでした。
二度目の危機
しかし、その1ヵ月後、
先生役を終えたマサヒロくんに二度目のピンチが!
先生役から一転、今度は園内に出没する
イタチを捕獲するための”おとりのエサ”
に抜擢されてしまったのです!
ゲージに入れられて作戦は実行されたものの
イタチはパタッと姿を消してしまい
マサヒロくんは再び九死に一生を得たのでした。
三度目の危機
すくすくと立派な若鶏に成長した頃、
三度目の危機がやってきました。
成長したニワトリは体調を崩した肉食動物の
活力剤代わりに与えられるのですが、
その活力剤に選ばれてしまったマサヒロくん。
しかし、それから1ヵ月間、
何故か体調を崩す肉食動物たちはおらず、
お役目免除となったのです。
三度の危機を乗り越えるという
ミラクルを起こしたこのニワトリに、
次第に愛着がわいてきた飼育員の二人は、
お互いの名前(マサトさん、ヨシヒロさん)から
1字ずつ取ってマサヒロ君と命名。
園としても正式に飼育することになったのでした。
その強運ぶりから
”会えたら幸せになれる奇跡のニワトリ”
と話題を呼び、
今ではマサヒロくん目当てに来園するお客さんも。
運とは人のみならず、
命あるもの全てにあるのかもしれません☆
参照元:『月曜から夜ふかし』
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会えたら幸せになれる奇跡のニワトリ
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