アメリカ・ピッツバーグにある ウェスタン刑務所。
高さ12メートルの壁と武装した看守が24時間体制で監視。
ここでは、不審な行動をとった受刑者に看守は
警告なしの発砲が許されており、時には射殺も・・・。
鉄壁の警備態勢を誇るこの刑務所に
受刑者たちがつけたあだ名は、
”ウォール(壁)”
第1話 -IQ160の男-
1992年。1人の男がこの刑務所に収容された。
男の名は ヌノ・ポンテス(当時25歳)。
銀行や貴金属店の高度な防犯システムを解除し、
80件の窃盗を働いた知能犯で、
英語だけでなく、スペイン語など4ヶ国語に堪能。
そのIQは 160
ポンテスの刑期は24年。
刑務所に入った当時から、脱獄をすると息巻いていた。
天才的頭脳を持つポンテスは
刑務所で過ごす全ての時間を脱獄のために使った。
仕事場ではポンテスは模範囚を演じ、
受刑者に仕事を教える指導員から刑務所の情報を引き出していった。
彼らは実は民間人であり、危機管理への意識が低かったのだ。
建物の構造、看守控室にある家具や、鍵のかかったドアの配置など、
受刑者では知ることのできない情報が
月日を重ね、少しずつ集められた。
ポンテスによって描かれた実際のメモ
そしてわかったのは、
この刑務所の警備態勢が完璧であるという事。
天才的頭脳を持つポンテスでも、脱獄方法が見えてこなかった。
何もできないまま、3年が経ったある日。
ポンテスは工場の下に地下室があるという情報を入手する。
今までの情報から、
あの地下室は塀と隣り合っているはず。
中に入れば、看守に隠れトンネルを掘り、
塀の外に出られる・・・
しかし、地下室の入口は看守小屋の看守が常に目を光らせている。
もし、不用意に近づけば射殺される可能性もある。
そこで、ポンテスは散歩の時間を利用し看守の動きをチェック。
いつ、どこで、何をするのか徹底的に調べた。
そして収容から4年が過ぎたある日。
ポンテスは看守塔の看守の中に、
必ず決まった動きをとる人物がいることに気づく。
その看守は、いつも必ずパトロールに出る。
しかもその時間は決まって17秒。
看守が地下室へ通ずるドアに背を向ける時間が
わずか 17秒 だけ存在するのだ。
この時間を利用すれば、地下室へ入れるはず・・・
ポンテスの天才的な頭脳が徐々に脱獄計画を作り上げていった。
第2話へとつづく。
参照元:『実録世界のミステリー』
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