「奇跡」と「奇蹟」。
どちらも常識では考えられない不思議な出来事をさす言葉ですが、
キリスト教の『聖書』を読むと、
この2つが厳密に使い分けられていることがわかります。
神の力によって起きた不思議な出来事が「奇蹟」、
単なる不思議な出来事は「奇跡」。
つまり、現実で起こった不思議な出来事は
神の力によって起こされたのかどうかを
証明するすべはないので「奇跡」というわけです。
ちなみに「予言」と「預言」に関しても、
聖書では区別して使われています。
発言の主が神の場合は「預言」、
単に将来のことを予測して語っている場合が「予言」。
同じ言葉でも、”神”が関わっているかどうかによって
漢字とニュアンスが若干違ってくるんですね~。
参照元:『できる大人の話のネタ全書』