今年10月で放送開始20年目に突入した『ダウンタウンDX』。
この長寿番組は一体どのように作られているのだろうか?
打ち合わせから本番に至るまで、
番組制作の裏側の一部をご紹介いたします。
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ダウンタウンDXの会議
現在番組のディレクターは6名おり、ゲストを数名ずつ分担。
企画のテーマについてアンケートを取り、
それをもとにインタビューしていく。
そして吸い上げられた情報はディレクター会議に持ち寄られ、
どのエピソードを使うか、長時間かけてすり合わせが行われる。
ゲストが過去に出演した際、
本番では使わなかった資料も残っており、決まらない場合は
そこからも探すという徹底ぶりだ。
単純に面白いという話が選ばれるわけではなく、
他との兼ね合い、バランス、流れなども考慮した上で決定。
ゲストにどの話をしてもらうかは、
だいだい前々日までに伝えられる。
ダウンタウンDXの美術
スタジオ空間のデザインを担当するのは美術の尾前江美さん。
ゴールデンタイム、ダウンタウンということで
メジャー感を崩さないものを心がけているという。
出演者の数も多いため、ゴチャゴチャしない程度に
豪華さを守るという方針のもとセットが組まれている。
番組を見ているだけでは、あまり気づかないかもしれないが、
ゲストが座るイスもポストの形をしている。
この他に、スタジオ内には2体しかないゴールドのトスポや
光るトスポが飾られている。
ダウンタウンDXの打ち合わせ
ディレクター数名のうち、誰か1人が各放送回の担当Dを務め、
この担当Dが全体の内容を総括する。
そして担当Dの最大のミッションが浜田に説明すること。
打ち合わせにかかる時間は放送2本分のネタでおよそ20~30分。
ヘタな素材を持っていこうものなら、浜田に「帰れ!」
と怒られる可能性もあるため、この説明作業は全ディレクターが
「むちゃくちゃ緊張する」と口をそろえている。
逆に松本との打ち合わせは
楽屋に入って軽く段取りを伝える程度だという。
ダウンタウンDXの前説
ダウンタウンDXの前説を担当するのは
チーフプロデューサー兼演出の西田二郎。
DX当初から前説を行い、その数は700回以上に及ぶ。
スタジオでいい空気を作る大事な要素のひとつがお客さん。
ゲストの話を聞いたるわという態度ではなく、
みんなで温かく聞かせてもらうという趣旨を理解してもらうまで、
色んな角度で喋り、趣旨を理解してもらえない時は
「帰れ!」と本気で怒鳴ることもあるという。
この西田Pの前説は
いまやダウンタウンDXの名物となっている。
ダウンタウンDXの音楽
同じものを12年ぐらい使用しているという
オープニングのタイトルの音楽。
以前変えようとしたら、本番で初めて音を聞いた浜田が
「こんなんでは出れない」と引き上げてしまったという。
それから数年経って変えた時も、
「違う言うてるやろ!」と言って帰ってしまったらしく、
それ以来、音響スタッフも余計なことはせず、
現在の音楽を使い続けているらしい。
ダウンタウンDXの収録
バラエティの収録は編集を前提に長い本番が続き、
その中から面白い部分をかいつまんで放送されるイメージがあるが、
DXは通常の放送時間約46分に対して収録時間は平均で70分程度。
”生放送でも対応できる”をテーマに
放送とほぼ変わらないライブ放送が行われているのである。
こうしたライブ感は浜田によって培われた部分が大きいようで、
「お客さんが飽きない時間に収録をしなければならない」
とスタッフたちは徹底的に言われてきたという。
ただし、浜田の巻き(時間短縮)がひどく、
オンエアの尺(時間)が足りないような時もあったようだ。
時間重視で収録を進める浜田に対し、クオリティ重視の松本。
ゲストにとっておいしい所を最低何個かは作るよう
緻密な計算しながらやってはいるものの、
収録後は「あそこはなんかやり様あったんちゃうかな」と
結構、反省することも多いようである。
収録当日のスタッフたちの緊張感は半端ないらしく、
みんな吐きそうな顔をしてやっていたり、
胃が痛いと口にするスタッフも少なくないという。
参照元:『Quick Japan ダウンタウンをやっつけろ。』
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