秋元康さんや小室哲哉などヒットメーカーと呼ばれる人たちは
ヒット曲で一体いくらの印税をもらっているのでしょうか?
そんな疑問に答えるべく、
作詞家であり音楽ジャーナリストである麻生香太郎さんが
音楽業界の印税の仕組みを暴露した。
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シングルCDの印税を例に挙げると、
売り上げの6%が音楽著作権使用料として支払われ、
これを作詞家、作曲家、音楽出版社で3等分するそうです。
単純計算で1枚1000円のCDならば、
6%で60円となり、それぞれに20円ずつ入るというわけです。
ただし、たいていのシングルにはA面B面があるので、
A面のみの1曲しか書いてなかった場合、
入ってくる作詞印税は1%になるとの事。
売り上げの残り90%以上は
レコード会社や小売店などに支払われるそうですが、
いくら宣伝費や人件費がかかるとはいえ、
取り過ぎな気もしますよね。
では、この印税の仕組みをふまえて、
ヒットメーカーたちが手にしたであろう印税額を計算してみましょう。
まず、小室哲哉さんが作詞・作曲した
安室奈美恵さんの「CAN YOU CELEBRATE?」は
売り上げ枚数が約230万枚。
価格:100円 |
作詞・作曲をしているので各2%ずつ合計4%の印税が入ります。
CDの価格を1000円とした場合、
1枚につき40円の印税が入ってくる計算となり、
これに売り上げ枚数の230万枚を掛けると・・・
40円×230万枚=9,200万円
1曲で約1億円の印税です!!
200万枚超えのヒット曲を出せば、
宝くじの1等が当たったのと同じくらいの収入が得られるわけですね。
さらに、小室哲哉さんのシングルCDの総売り上げ枚数は
約7,170万枚なので、作曲のみの印税でも1枚で20円入ってくるとして
20円×7,170万枚=14億3,400万円
あくまで作曲のみでの計算なので、
14億円以上もらっていたのは間違いないでしょう。
続いてAKB48のプロデューサーである
秋元康さんの印税額の予想です。
秋元さんが作詞を手掛けたAKB48の「フライングゲット」は
総売り上げ枚数が約162万枚。CD1枚1000円とすると、
20円×162万=3,240万円
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秋元さんが「フライングゲット」の作詞でゲットした印税は
3,240万円!マンションが買えちゃいますね。
さらに、これまでのAKB48のシングル総売り上げ枚数は約2,008万枚。
作詞担当の秋元さんにはCD1枚につき20円で、
推定4億円 もの印税が入っていると思われます。
あくまでもAKB48の作詞のみでの計算なので、
今まで作詞したものを全て合わせたら、
とんでもない額の印税をもらってるんでしょうね。
さて、今までの印税額は録音使用料という
主にCDの売り上げによるものです。
印税にはもう1種類あり、こちらの印税のほうがスゴイんです!
それは演奏使用料金という印税で、
いわゆる2次使用料と呼ばれるものです。
曲がテレビやラジオで流れたり、カラオケで歌われたりするたびに
収入が入ってくる仕組みになっており、
この収入は最低でも録音使用料の5~10倍なのだとか。
とすると、2次使用料として
上記の印税額に加え、さらにその額に5~10倍を掛けた印税が
秋元さんや小室さんの元に入っているという事になります。
以上が印税の基本的な仕組みとの事なので、
モーニング娘。のプロデューサーである つんくさんなど、
他のヒットメーカーたちがいくら位の印税を得ているのかも
計算すればある程度予想つきますね。
ちなみに、「ロード」がヒットした高橋ジョージさんは
作詞、作曲、歌に加え、自分でCDを出すなど
全ての権利を持っていたため全盛期で22億円、
今でも2次使用料で毎年1200万円ほど入ってくるそうです。
ヒット曲を作る才能が欲しいっ!!
参照元:『解禁!暴露ナイト』