カリスマ予備校講師 林修先生の意外な過去-その1- からの続き。
~日本長期信用銀行時代~
1988年。日本長期信用銀行に入社。
当時はバブル経済全盛期。
東大卒の幹部候補生としてエリートの人生を歩み始めていた。
ところが、入社して2ヵ月くらい、
今後どういう事が起きるんだろうとシュミレーションを
ずっとやっていたという修は「この会社潰れるな・・・」
こう予測し、せっかく入った銀行をわずか半年で退社。
まさか銀行がつぶれるわけがない。
周囲は皆、彼の決断をあざ笑った。
しかし、これから9年後・・・
なんとバブル崩壊後の不況で日本長期信用銀行は破綻。
修の予測どおりとなった。
~暗黒時代~
銀行を退社した彼は、特に就職することもなく、
今まで培ってきた勉強のノウハウを
競馬の予想へ活用し的中連発!その他にも株や投資など、
浮き沈みの激しいその日暮らしの生活をしていた。
もちろん、儲けもあるがリスクも高い。
資金を集めるために親や親戚、消費者金融から借金。
その結果、借金は増え続け、借金総額は1千万円!
返せるあてもなかった・・・。
あるのは東大卒の肩書きだけ。
何の目的もなく自堕落な暮らしで、部屋も荒れ放題。
食べ残しの白菜からは黄色い花が咲いていた。
~カリスマ予備校講師 林修の誕生~
このままでは借金は返せない・・・
修はこの状況を打開できる最も簡単な方法を模索し始めた。
厳しい社会の中で自分が勝負できるものは一体何なのか?
その結果、修は一番得意な勉強を仕事にすることを選び、
学習塾をいくつも掛け持ち。
自分が培ってきた勉強のノウハウを教え始めた。
だが、塾の仕事は学校が終わった夕方からしかない。
昼間もやれる仕事はないか・・・
そこで見つけたのが、学校に行かない浪人生たちも通う
専門の予備校東進ハイスクールだった。
早速、講師としてのオーディションを受けることになった修。
オーディションは東進予備校生以外も受けれる
公開授業で行われ、合否は担当者が採点する点数と
受講した生徒たちのアンケート結果で決まる。
その結果、授業も素晴らしいが生徒からの評判がとても高い
という事で、晴れて東進ハイスクールの講師として採用された。
だが、このオーディションには裏があった。
公開授業に出ていたほとんどの生徒は、
修がこの日のために声をかけて集めた他の塾の教え子たち。
その教え子に事前にアンケートの書き方も指示していたのだ。
もちろん、東進が最も評価したのは授業内容だが、
念には念をの秘策だった。
こうして1992年、
カリスマ予備校講師 林修 が誕生。
27歳の時だった。
づつく。
参照元:『中居正広の金スマスペシャル』
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