フォーク曲げや人の心を読むパフォーマンスで
日本中に衝撃を与え、今年大ブレイクをはたした
メンタリストDaiGo。
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11月30日放送のTBS『金スマ』に出演したDaiGoは、
「パフォーマーとしてのメンタリストDaiGoは
自分の目指している姿ではなく、
できることなら辞めたい」
と、その活躍ぶりとは相反する意外な心の内を語った。
そこには今年4月に亡くなった母 順子さんと交わした
ある約束があった。
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1986年 4人兄弟の長男として生まれたDaiGo。
薬剤師である母の影響で、幼い頃から
科学の本や薬学書を絵本がわりにして育っていった。
大学は母の勧めで慶応義塾大学理工学部へ進学。
そして彼にはある夢があった。
それは「研究者」になること。
研究者になることは母の願いでもあった。
しかし、大学2年の時、彼はあるものと出会ってしまう。
それがメンタリズムの世界であった。
もともとマジックやトリックを解明するのが大好きだった彼は、
すぐにこの世界に魅了される。
大学3年の時にはテレビ初登場。
DaiGoのパフォーマンスは日本中に衝撃を与え、
一躍人気者になっていった。
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その結果、学校は休みがちになり、
母の夢でもあった「研究者になる」という夢を
見失っていったDaiGo。
メンタリストとしてテレビで活躍する息子の姿は
母の望んだ将来ではなかった。
そんなある日、Daigoはあるものを見つけてしまう。
それは母が隠していた薬。
調べてみたところ、抗がん剤であることが判明。
数年前わずらった乳がんの再発であった。
母はそのことを家族にはずっと内緒にしていたのだった。
知ってしまった事実。
しかし、母が反対していたテレビの仕事は増えるいっぽう。
母 順子さんは、息子がこのまま芸能界に流されて行ってしまって、
研究者になるための勉強を忘れはしまいかと、
自身のがんよりも、DaiGoの将来のことを心配していたという。
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Daigoはがんを隠し続ける母に、こんな約束をしたという。
「テレビの仕事は辞めて医学部に編入しようと思っている」
もう一度大学に戻り、母の望んだ研究者への道へ。
母を安心させたいという気持ちから出た言葉だった。
ある日、都内のスタジオでの番組収録直前、
DaiGoの携帯に父親から連絡が入った。
母の危篤の知らせだった。
しかし、当然抜け出すわけにはいかず、
DaiGoは収録に向かわなければならなかった。
そして収録が終わり、自宅に駆けつけると
最愛の母 順子さんは、まるでDaiGoを待っていたかのように
静かに息をひきとったという。
研究者になると言ったにも関わらず、
今もメンタリストのパフォーマンスをして
テレビに出続けている自分・・・。
DaiGoは常に、母に対する後ろめたい気持ちがあり、
パフォーマンスを披露して拍手をされても、その拍手の分だけ
せめ立てられているような気分になったりすることもあるという。
「(芸能界を)続けるのは難しいですし、
できることなら辞めたいですね。」
こう語る裏側にはパフォーマンスの限界だけでなく
母への後ろめたさもあったのである。
参照元:『中居正広の金スマ』
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