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『ドラゴンクエスト30th ~そして新たな伝説へ~』

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12月29日 NHK総合にて「ドラゴンクエスト」を特集した番組

『ドラゴンクエスト30th ~そして新たな伝説へ~』

が放送されました。



画像:http://www4.nhk.or.jp/dq30/

1986年に発売し、
今や国民的RPGゲームへと成長した『ドラゴンクエスト』。

番組ではドラクエの生みの親である堀井雄二さんはじめ、
主要スタッフたちによって語られる制作秘話が盛り沢山!
次々と貴重な話が飛び出し、ドラクエファンにとっては
かな~りテンションが上がる内容でした。

中でも、自分が特にテンションがUPした箇所を
いくつかピックアップして紹介していきたいと思います☆


ドラゴンクエストな仕事場

ナレーションは勇者ヨシヒコ 山田孝之さんが担当。
さらに堀井雄二さんの仕事場を訪れて、
事前に番組のHPで募集した
ドラクエにまつわる質問をぶつけました。

ここで映し出された堀井さんの仕事場にテンションUPアップ

マンションの一室を改装したという仕事場は、
まるでドラクエの宿屋や武器屋といった内装!
ロトの剣なんかも飾られていたりして、
山田さんも少し興奮ぎみでした。

自分も一度行ってみたい~~~!!


画像:http://natalie.mu/comic/news/215058


呪文の名前はいかにして付けられたのか?

シンプルながら独特なネーミングのドラクエの呪文。
あの呪文の名前はいかにして付けられたのでしょうか?

例えば回復呪文の「ホイミ」の場合、
身をまもるということで、「ミ」は「身」からきており、
身をまもると考えた場合「保温」とか「保湿」といった言葉が
思い浮かんだので「保身→ホイミ」となったそうです。

堀井さんは兵庫県出身ですが、
関西では会話の中に擬音が多いというのも
呪文のネーミングに影響しているようで、
メラは燃えるからメラ、
ギラはギラっていっちゃうからギラといった感じで、
感覚的に名前をつけてるのだとか。


ドラクエキャラデザインに対する鳥山明の本音

ドラクエのキャラクターデザインを担当するのは
『ドラゴンボール』でおなじみの漫画家 鳥山明さん。

番組では、主人公のデザインを仕上げていく過程の
鳥山先生と担当者とのメールのやりとりの一部も公開されました。

今回の主人公に、物語の流れ上フードをつけて欲しいのですが

という開発陣のオーダーに対しての
鳥山明さんの回答がコチラ↓

描き直すのはそれほどの手間ではないのですが、
フードを付けると、剣の位置も腰になり、
鞘のベルトのたすき掛けも無くなって、
若干、勇者らしさが薄れる感じになりますが、
それでもいいでしょうか。
(個人的には、このままの方がカッコイイと思うのですが)


画像:https://twitter.com/dq11_kouryaku

鳥山先生の仕事のやりとりメールが見れるなんてのは
この番組ぐらいじゃないでしょうか。

文面からも、鳥山先生がただ単に
2次元のキャラクターを描いているのではなく、
ゲーム画面の中で動かすことを想定して、
キャラクターの服装や武器がデザインされているんだなぁ
というのが伝わってきます。

ただ、鳥山先生といえど、
キャラクターデザインに関しては、
毎回生みの苦しみを味わっているようです。

以下の文章は、鳥山先生から
番組宛てに送られた手紙の一部抜粋です。

ドラクエシリーズのキャラクターデザインは
楽しくもキツい仕事です。
回を重ねるごとにドンドンつらんくなっていき、
まさに騙し騙し描いているような状況です。

細かく設定されるデザイン設定も自由度が低く、
たまに妙なデザインを楽しんだりすると
ボツになってしまい、
なんでもない雑魚モンスターを
好きなように描かせてもらった頃を
懐かしく思う事もあったりします。

ドラクエのキャラデザインの仕事に対する
鳥山先生の本音が伝わってくる手紙ですね(^_^)

ちょっぴり愚痴も入ってましたが、手紙の最後は

引き受けた仕事は全力でやる主義。
今回のドラゴンクエスト11も
一生懸命頑張ってデザインしています。

と、今回の仕事に対する意気込みで締めくくられていました。


鳥山明とドラゴンクエストを繋いだ男

鳥山明さんとドラゴンクエストを結びつけたのは
当時の週間少年ジャンプの編集担当 鳥嶋和彦さんでした。

漫画『Dr.スランプアラレちゃん』を読んだことがある人なら
ご存知でしょうが、あの悪の天才科学者Dr.マシリトの
モデルとなった人物ですネ。



当時まだ日本に馴染みのなかった
「RPG(ロールプレイングゲーム)」を作りたい!
という話を堀井さんから聞いた鳥嶋さんは、

「ジャンプでゲームが始まるところから
 出来上がるところまで追いかけたい!」


と考えました。

しかし、漫画雑誌でゲーム記事を取り扱うためには、
編集部の人間を説得する必要があります。

そこで、鳥嶋さんは
ジャンプに載せる必然性を作るため、
ジャンプ連載陣の漫画家に
ゲームデザインをしてもらおうと企てます。

頭に浮かんだのは鳥山明先生。

早速、キャラクターデザインを依頼してみたところ、

「あ いいですよ。数が沢山じゃなきゃ」

と、あっさり快諾。

当時は、軽い気持ちで仕事を引き受けた鳥山先生ですが、
まさか30年も続くゲームになるとは思いもよらなかったそうです。


ドラクエ愛にあふれた再現VTR

番組を見ていて、この番組を制作しているスタッフたちの
ドラクエ愛も随所に感じられました。

中でも、ドラクエの音楽担当が、
すぎやまこういちさんに決まるまでの経緯を
ドラクエ風のゲーム画面で再現したVTRは素晴らしかったです!


画像:http://news.livedoor.com/article/detail/12473356/

役者さんを使って再現ドラマを作ったほうが楽だったろうに、
あえて手間のかかる方法を選んで再現したところに
スタッフのこだわりや、ドラクエ愛をひしひしと感じました。


30年間ブレない堀井雄二の信念

「ドラクエを作る上で大切にしていることは?」
という質問に対して、堀井さんはこう答えていました。

「自分がプレイヤーになってゲームをプレイした時に、
 楽しめる、ワクワクできるか、面倒くさくないか」


遊ぶ側の人間が作り手にまわると、
楽しんでもらおうという考え方ではなく、
難しくしてやろうという考え方になってしまう人間が多いそうです。

最初は楽しんでもらおうという考え方を持った人も、
作り手としての年月を積み重ねるにつれ、
自分では気づかぬうちに その考え方を忘れてしまっている
という場合もあるでしょう。

しかし、堀井さんは、
1988年のドラゴンクエスト開発初期に
NHKから受けたインタビュー動画の中でも
全く同じことを語っており、
30年間、この考え方は全くブレていません。

”常に遊ぶ人間の気持ちになって作る”

30年間、この信念を忘れることなく
ドラクエを作り続けてる堀井さんは、
きっと少年のようなピュアな心を持った人なのでしょう☆


今回自分がテンションUPしたポイントを
厳選して紹介させていただきましたが、
実際はまだまだたくさんあります。

番組を見逃してしまったドラクエファンの方は
年明け2017年1月8日(日)の
午前0時50分~ 午前1時40分に再放送がありますので、
是非ご覧になってみてください!

http://www4.nhk.or.jp/dq30


参照元:NHK『ドラゴンクエスト30th ~そして新たな伝説へ~』

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