鷽(うそ)という鳥は幸運を招く鳥といわれているそうです。
日本海沿岸に生息するスズメ科のこの鳥は
学問の神様として知られる菅原道真とゆかりが深いとされ
菅原道真を祭神とする神社(天満宮)では
毎年、天神様の日にあたる1月25日になると
「うそかえ神事」なる行事が行われます。
江戸時代、庶民の間では木彫りの鷽が幸運のアイテムであり、
木彫りの鷽を交換したり、新しくすることで、
起こってしまった悪いことが「うそ」になり、
新年を幸せに過ごせると言われていました。
現在でもこの風習が続いており、
うそかえ神事が行われる日には
この日にしか手に入れることができない木彫りの鷽を求めて
朝から参拝者たちの行列が出来るほどの大人気!
亀戸天神では1月24・25日の2日間にわたって
うそかえ神事が行われますが、
2日間で3万人以上の参拝客が訪れるそうです。
ちなみに木彫りの鷽は神社によって形も様々。
亀戸天神社
千葉天神
太宰府天満宮
木彫りの鷽を手に入れたいからといって、
くれぐれも会社にウソをついて休むことのないよーに。
ウソがバレたら幸運どころか不幸を招くことになりますよ~。
↧
幸運を招くうそ
↧