雑誌を逆さまにして手にしているこちらの女性。
それじゃあ全然読めないでしょう！と思いきや、
彼女にとってはこれが"正常な向き"なのです。
セルビア共和国のウジツェ市役所に勤めている
ボヤーナ・ダニロヴィッチさんは
見るものすべてが上下逆に見えるという特殊な脳の持ち主。
そのため、新聞や本はひっくり返して読まなければいけないし、
テレビも上下逆さまにして見ないといけない。
ちなみに現在使用しているパソコンやスマホには
画面表示を上下反転させる特殊なソフトを組み込んである。
ボヤーナさんの"逆さま歴"は彼女が生まれた瞬間から始まりました。
出産のときには足から先に生まれ、
ハイハイは前に進まずに後ろ向きに進んだ。
初めて文字を覚えたときは逆向きに書き始めたので、
驚いた両親や教師が正しい書き方を教えようとしたものの、
何故かどうしても治らなかったという。
病院で精密検査を行ったが、
逆さまに見えること以外、脳には全く異常なし。
その後、数々の専門家が調査したものの
この症状の原因を特定することは出来なかった。
目には何も問題が無く、視覚では上下を正しく捉えているので、
どうやら脳のどこかがそれを勝手に反転させてしまっているようだ。
「他の人にとっては奇異に映るでしょうけど、
私にとっては生まれつきだからこれで正常なのよ。
何の不自由も感じないわ」
と語るボヤーナさん。
逆さま視覚で唯一残念なことは
「車の運転ができないこと」だそうです。
参照元:月刊ムー、POUCH,BUZZ-NET
世の中には正常に見えていても、
歪んだ物事の見方をする人もいますからね～。
本人に自覚がない場合もあるし、
ある意味こっちのほうが厄介かも。。。
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逆さまの世界で生きる女性
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