1日約20億ページも閲覧されるYahoo!JAPAN。
そのトップページには日本国民の誰もが一度は目にした事がある
Yahoo!ニューストピックスが掲載されています。
そもそもYahooニューストピックスとは、
経済・エンタメ・スポーツなどの国内外のニュースと
関連情報がセットになった記事のことを言い、
そこに載るだけでもスゴイことなのです。
ではYahoo!ニューストピックスは
どうやって決められているのでしょうか?
Yahoo!ニューストピックスは全国26名のスタッフが
4交代24時間体制で作成しています。
Yahoo!JAPANには契約している約200社の報道機関から
1日約4000本の記事が配信されており、
その中から公共性や社会的関心の高いニュースを
スタッフが約100本ぐらいに厳選。
それに見出しをつけてトップページに掲出するのですが、
どの記事を選ぶかはスタッフ1人1人の判断に任されています。
ただし、そのまま記事を掲載するわけではありません。
配信されてくる記事は見出しが長いため
これを短くする作業が入ります。
ちなみにYahoo!ニューストピックスの見出しは
全て13文字以内と決まっており、
この文字数が一目見て内容がわかるギリギリのラインなのだとか。
記事が掲載されるまでの具体的な作業の一例がコチラ↓
担当者Aさんがある日のニュースの中からピックアップしたのが
”ゴーギャンの絵画、史上最高値の360億円で落札”
という記事。
このままだと見出しが長いので、担当者Aさんは
・ゴーギャン絵画 最高額で落札
・仏画家の絵画 史上最高額落札
と13文字以内におさめた2パターンの見出しを考えて
編集部員専用のグループチャットに提案しました。
チャットを利用することでスタッフ全員で情報共有し、
より良い見出しがあれば提案したり、
これでは伝わらない等を議論したりします。
今回のケースでは担当者Aさんの見出し提案に対し、
編集部リーダーからの案として
・最高値ゴーギャンに360億円絵画
・ゴーギャン作 360億円で落札
といったように360億円という具体的な金額を入れたほうが良い
という指示が入りました。
これに対して担当者Aさんは
「たしかに360億円のほうが規模感伝わりますね。
最高値ゴーギャンに360億円がイイ感じです」
と返答。
さらにリーダーからは
「最高値⇒最高額のほうがいいか」
という細かな提案が。
これらの指示を受けて担当者Aさんが修正を加え、
最終的な見出しは
”最高額ゴーギャン360億円”に決定し、
Yahoo!ニューストピックスに掲載されました。
制限された文字の中に、いかに情報を詰め込み、
かつ伝わる内容にするのかという作業は、
文章力や国語力のアップにもつながるでしょうし、
言葉のセンスも磨かれると思うので、
自分がYahoo!ニューストピックスの編集部員になったつもりで
見出し作成作業をやってみると面白いかもしれませんネ☆
参照元:『決め方TV』
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ヤフーニューストピックスの決め方
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